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□ウクレレ(ギター)のペグ交換□


工程1:今回ターゲットとなる アストリアス製 のコンサート・ウクレレです.
通称【ユウゾ〜】と言うウクレレです.

工程2:ねっ!【ユウゾ〜】が確認出来ましたか?
 これは、横浜県民ホールの楽屋に 加山雄三さん を直接お尋ねして私の為に、この日、私にだけサインしていただいたものです.

私の数少ない先輩であるサックスの 沢井原児さん に無理にお願いして、加山さんを紹介していただきました.
加山雄三さんが、このサインをした時のサイン・ペンも、家宝として保存されております.(笑

工程3:初めからこのウクレレに付いているペグです.
おそらくは、ゴトーあたりだとは思うのですが、プラスねじを締めてもチューニングが安定しません.
で、ペグ交換と相成ります.

工程4:どんなペグに交換すれば良いのか?
ギターの場合は、色々選択肢が有ると思いますが、ウクレレの場合は、完璧にこれしか有りません!
シャーラー・ペグ!

トルクを手とコインで調性出来ますので、大変便利です.
それに、トルク緩みも有りません.
お茶の水の アキオ楽器 で、ネット取引で購入しました.
価格は秘密(アキオの親父に内密にと言われています.)で、¥2,800 です.

工程5:初めからこのウクレレに付いているペグのプラスねじを緩めて、
ペグをはずします.
プラス・ドライバーと指で簡単に外れます.
ボタン部分がきつく入っている場合が有りますが、ちょっと力を入れて引き抜いて大丈夫です.

工程6:ペグを1個外す事が出来ました.
同様に後3個頑張ります.急ぐと失敗しますよ.(笑

工程7:取り外しの最後は、ヘッドの表側に入っているガイド外しです.
結構きつく入っているので、裏側からドライバーなどで、押し出して外します.
表側の淵にちょっと、ダメしちゃいました.(汗……

工程8:新しく取り付ける、シャーラー・ペグのガイドの直径を、ノギスで測ります.
ここが最大のポイントです.最大の情報です!
ガイドの直径がわからないと、穴あけが出来ません.
では、公開しますよ!ウクレレ用、シャーラー・ペグのガイドの直径=!!

8.5mm ! !

工程9:8.0mmのドリル刃です.
実際には、これ自体がドリルで、回す機械は、ドリル回しだと言う人もいますが、
混乱を避ける為に、これをドリル刃と言い、回す機械をドリル(本体)と呼ぶ事にします.

8.0mmのドリル刃で、材質はHSS(ハイス鋼)です.
ドリル刃は、炭素鋼のものが多いですが、これだとドリル自体に重量が有り、
楽器の様な繊細な木工では、穴あけが不安定になりやすいです.
よって、ドリル刃自体の重量が軽い方が、楽器の木工には適していると思います.
ホーム・センター等で、¥600程で手に入ります.

工程10:HSSハイス鋼ドリル刃を、ドリルにセットしました.
ドリル本体は、ヤフー・オークションで、¥1,980で手に入れました.
充電式のものも有りますが、毎日使用しないので有れば、電灯線のドリルの方が便利です.
充電式のものは、充電に2〜10時間位掛かります.
仕事で毎日使っているのなら、就寝前に充電して置く事も忘れないでしょうが、
たまにしか使用しない人が、さて作業をしようと思った時は、放電していますので、
そこから5時間は待てないでしょう.
よって、電灯線のドリルの方が、安いし便利と言う事になります.

工程11:さて〜、一気に穴あけっ!!

工程12:綺麗に穴が開きました.
と、ここで問題?

最初から付いていたペグのガイドの直径が、新しく付けるシャーラー・ペグのガイドより大きかった様です.
新しいペグを付けても、この最初から付いていたペグのガイド痕は、隠せません.(汗……

工程13:シャーラー・ペグを1個付けました.
弦を張る前の段階までは、手だけで付けられます.
後、3個、同様に頑張って付けます.

工程14:シャーラー・ペグを4個全て付け終わりました.

工程15:シャーラー・ペグを4個付けた状態を、裏側から見てみました.
こういった作業で、一番充実した瞬間ですね.
上手く行った〜、と言う充実感が有ります.

工程16:マーチンの白弦です.
必ず、ソプラノ・チューニングを施して下さい.
ウクレレのチューニングに関しましては、こちらをご覧下さい.
また、マーチン弦の購入は、 stealth2014さん から購入するのが一番安いです.

工程17:GHS(ガス)の黒弦です.
必ず、コンサート・チューニングを施して下さい.
ウクレレのチューニングに関しましては、こちらをご覧下さい.

また、GHSウクレレ弦の購入は、B-FOCE-MUSIC様 から可能です.この楽器屋さんが一番安いです.

工程18:弦もしっかりと張りました.
完成した【ユウゾ〜】です.

【反省点】今回の反省点です.
ご覧下さい.ペグが弦に引っ張られて、先端がボディ方向に傾いています.
アコースティック系の楽器には、まれにこの状態のペグセッティングが見られますが、
プロの仕事としては、完全に失敗作です.
これは、穴あけ精度が甘い為です.

穴あけは、ガイドの直径に合わせて、8,5mm で行いましたが、木の材質によっては、
ドリルの径を一段下にして穴あけを行った方が良いかも知れません.
8mm 径のドリルには、8,0mm 8,2mm 8,3mm 8,5mm と有りますので、
まずは、8,3mm で穴あけをして、ガイドを挿入して見ます.
きつくても、ガイドが入る様でしたら、それでオーケーですね.
今回の【ユウゾ〜】の場合は、シャーラー・ペグのガイドの直径は、8,5mm だったのですが、
ネックの材質(やらかい?)により、ちょっと大きく削られてしまった様です.
ペグ交換は、このガイドの直径をしっかりと計り、その直径に従って穴あけする木工技術が命なので、
この辺の研究が重要だと思われます.

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